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第3期 第2回ゼミ~「システム思考」でつながりから構造を考える~



5月20日(土)に、未来創造ユースチーム第3期の第2回ゼミを開催しました。

今回は、熱海会場にて8名、全国各地からオンラインにて19名が参加しました。

第2回からの参加メンバーも新たに4名加わり、ますます多様な意見が出て盛り上がりました。


第2回ゼミのテーマは、『「システム思考」でつながりから構造を考える』です。

まず、対処療法ではなく、根本的な原因に働きかけるための「システム思考」について学びます。実際に奄美大島であったハブとマングースの事例や、講師・枝廣が日本各地でお手伝いした地域のまちづくりの事例などをもとに、「つながりを見る力」についてレクチャーを受けました。

その後、つながりを矢印でつないで可視化したループ図を、「自分の変えたいもの」というテーマで描いてみました。各自で描いてみたあと、3~4名のグループになって、「これに影響を与えるのは何か?」「これが増えたら、何が変わりますか?」とお互いに質問をしあって、自分だけでは見逃していた様々な視点に気づき、さらに考えを深めました。


この土曜日のユースゼミの他に、第3期では新たにサブゼミの取り組みも開始したのでその様子についてもメンバーに共有しました。

サブゼミでは、あるメンバーの日常生活の中で「変えたい状況:公共交通機関での障がいのある方への対応」について感じていることを共有してもらってスタートしました。その話を受けて他のメンバーが感じたことや質問を伝えて意見交換をしたり、講師の枝廣より、「今回はどこまで取り組むのか」という範囲を決める「スコーピング」についてのレクチャーを受けたりしています。サブゼミでは有志メンバーが中心となってより実践的に考える機会としてユースゼミと並行して進めていきます。


毎回SDGsの17ゴールを一つずつ取り上げて学ぶSDGs講座では、

ゴール8「働きがいも 経済成長も」に関する事例を今回学びました。

世界の失業率や児童労働などの現状についてのデータをはじめ、世界・日本における労働環境改善や協同組合に関する先進的な取り組みについて紹介しました。

これから社会に出て働く世代がメンバーが多く参加していることもあり、世界にはいろいろな労働環境があることに衝撃を受けたり、多様な働き方の事例を今後の参考にしたいという声が多く挙がっていました。


本日の「力をくれる言葉」は 論語より

 子曰く、学びて思わざれば

 すなわち罔(くら)し。 思ひて学ばざれば  すなわち殆(あやう)し。

最後に、第2回ゼミの振り返りの共有から、一部を紹介します。

・「システム思考について、自分が見えていないものが見えてくるのはおもしろいと思った。今後に活かしていきたい」 ・「何かを変えたいと思った時には、自分だけの意見だけでなく、いろいろな立場の人のことも考えてから行動する大切だと思った」 ・「行動から結果だけを考えるのではなく、そこまでのプロセスにおける影響まで考えることの大切さを感じた。」 ・「比較については日頃から気を付けていることではあったが、その背景などもしっかりと考えたうえで進めることの大事さを学んだ」 ・「マングースや道路を作る話で、良かれと思ってしたことが他の人にとっては良いことではなかったので、もう少し考えればよかったのにと感じた。私自身も思い立ったら行動してしまって失敗したこともあるので、周りの人のことも良く考えて、みんなが幸せになれるようにしっかりと行動していきたいと思いました」 ・「自分で考えるだけでは限界もあると思うので、みんなで意見を出し合って考えることも重要だと感じた」 ・「ループ図について、1つのことでもどんどんつなげていったらいろいろなことが見えていったりできることを知った。道路を作る問いについても、道路を作ればいいということではなくて、バックキャスティングで未来のことを考えることが大事だと思った」




6月の第3回ゼミから参加や、途中からのチーム参加もまだまだ間に合います! 過去の講座を事後視聴することも可能なので、気になる方はぜひお気軽にご連絡ください。


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