10月14日(土)に、未来創造ユースチーム第4期の第1回ゼミを開催しました。
第4期は小学生2名、中学生1名、高校生2名、大学生・大学院生5名、社会人11名の計21名のメンバーで、半年間お互いに学びを深めていきます。
第1回は、全国各地から14名のメンバーがオンラインで参加してくれました。
最初に主催である株式会社未来創造部の取り組みや、大事にしているミッションやテーマについて、紹介しました。この未来創造ユースチームも、「持続可能で幸せな未来をつくりたいと思い、変化を創り出せるスキルを持った次世代を育てていきたい、望ましい未来を一緒に目指していきたい」という想いのもと、2022年4月よりスタートしました。
さて、今回の第1回ゼミのテーマは、「バックキャスティングでビジョンをつくる」。
講師の枝廣から、「あなたの変えたい状況はどのようなものですか? その状況がどうなればよいのか?」という問いが出されました。3~4名のグループになって、それぞれが考える「変えたい状況」に意見を共有しました。
バックキャスティングとはどのように考えるのか、さまざまなバックキャスティングのビジョンの事例や効果について枝廣からレクチャーを受けました。その後に、再度グループになって、それぞれの「変えたい状況」についてお互いに質問をしあいながら、自分だけでは気づけなかったさまざまな視点からのコメントをもらって、さらに考えを深めました。
毎月のユースゼミとは別に、ユースチームメンバーの「変えたい状況」をみんなで考えようという取り組み(通称:サブゼミ)を第3期から始めています。有志ユースメンバーが中心となって、「変えたい状況」にするためには、どのようにすれば変えることができるのか、バックキャスティングをはじめとするさまざまなプロセスについてともに考えて、実際に働きかけを行っていく予定です。
第3期では、当事者へのヒヤリングや企業のウェブ調査、アンケート調査の設計を行ったので、第4期ではアンケート調査の実施・分析、結果の公表、企業との意見交換などを行っていきたいと考えています。
毎回SDGsの17ゴールを一つずつ取り上げて学ぶSDGs講座を行っており、
今回は、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」について学びました。
まず、気候変動の現状について、世界各地や日本各地で起こっている事象や影響について紹介した後、
そもそも「温暖化はなぜ起きるのか?」について、地球や温室効果ガスの特徴、二酸化炭素との関係、温暖化を止めるために必要な3つのことについて、詳しく解説しました。
メンバーからも「温暖化について知っているつもりではいたが、根本の部分をしっかりと理解できていなかったから知れてよかった」「小学生の時に授業で習ったはずなのに自分事として理解できていなかったと痛感したので、これから知識をどう繋げていくのかを意識したい」などのコメントが出ておりました。
次回は「山火事」について解説予定です。
本日の「力をくれる言葉」は 論語より紹介しました。
子曰く、
人 遠慮なければ、
必ず近憂あり。
最後に、一人一人今日の振り返り・感想を発表したので、一部紹介します。
・仕事をしていると、ある程度近い未来のこと、現実可能なことを考えてしまうことが多いように感じていて、思考のパターンとして意識していきたい。また、グループワークでさまざまな年齢のメンバーと話して、この世代でこんなことまで考えているのか、という衝撃的な気づきをたくさん頂いて良い時間を過ごせました。
・バックキャスティングで、増えてほしいもの・減ってほしいものについて考えることで、自分のやりたいことや目標がわかりやすくなるので、他の人と協力して何かを行いたいと時にすぐに行動することができるので良いと思いました。
・久しぶりにこのような講義を受けて、いつもは使わないような脳の部分を使った気がしました。気候変動について学生時代に勉強したが、仕事をするなかで直接関わっていないと、自分から情報を取りにいかないと触れられないと思ったので、こういう場に参加することが自分にとって有意義であることを感じたので今後も楽しみに参加したい。
・バックキャスティングを学んで、自分の思考の癖についても気づくことができました。
過去の講座を事後視聴することも可能なので、11月の第2回ゼミや途中からのチーム参加も大歓迎です! 興味がある人はお気軽にご連絡ください。ぜひ一緒に学びましょう!